担当になってほしい!信頼できるセラピスト3選
整形外科を受診してリハビリを受けることになったとき、しっかりと痛みを取ってくれる腕の良いセラピストに担当になってもらえたら嬉しいですよね?
声にするかどうかは別として、治療費を払っているんだからその分はちゃんと治してくれよ!と思うこともあるかと思います。
そこで今回は、信頼できるセラピスト3選と題して、痛みを取ってくれる見込みの高いセラピストを見つける方法についてお伝えしたいと思います。
セラピストさんって国家資格持ってるんだから、みんな治してくれるんじゃないの?
お医者さんだって、美容師さんだって、いろいろでしょ?セラピストもピンキリなんだよ。
じゃあ、ちゃんと治せないセラピストさんもいるの!?
だから、治してくれる見込みのあるセラピストかどうかを自分で見極めなきゃいけないんだ。
- セラピストを見極めなければならない理由
- 病院での担当セラピストの決め方
- 信頼できるセラピストを見極める方法
なぜ、見極めないとならないのか
セラピストと一言に言っても、国家資格を持つセラピストは理学療法士、作業療法士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師と資格とその治療技術や考え方は様々です。
ちなみに、接骨院を営んでいる整体師は国家資格を持っていません。
理学療法士と柔道整復師、整体師の違いについては、こちらをご覧ください。
たしか、整体師さんは開業届さえ出せば、誰にでもなれたのよね。
国家資格を取得しているからと言っても、国家試験では基本中の基本しか問われることはありませんし、国家試験では正解だけど現実では不正解といった回答がとても沢山あります。
試験的には〇・・・実際には×・・・。
つまり、国家資格を取得しているからと言ってもそれは机上での話であって、実際の治療で必要となる知識や技術はほとんど持っていないのです。
では、どうやって知識や技術を高めていくのかというと、自分で考えて身に付けていくしかありません。
モチベーションの高いセラピストは就職後に自腹を切って研修会に参加したり、論文を読み漁ったりしますが、モチベーションの低いセラピストは・・・。
だから、自分や家族、知り合いがリハビリを受けることになったときには、しっかりと治してくれるセラピストなのかどうかを見極める必要があるのです。
“治るはずのものが治らない”なんてことになったら大変です。
担当セラピストの決まり方
リハビリを受けるためには診察を受けなければなりません。
初診ではレントゲンやエコーを確認し、場合によってはCTやMRIを確認していきます。
その後、症状に併せて注射、飲み薬や湿布が処方されたり、リハビリが開始となります。
多くの場合、リハビリでは担当となるセラピストを決めます。
病院やクリニックによっては担当制ではなかったり、指名制であったりする場合もあります。
Aさん指名、Bさん指名 、Cさん指名 、待ちたくない人は指名なし、という指名制の病院もあります。
新しくリハビリに来られた患者の担当セラピストを決めるのに、病院側で最も多い基準となっているのは、
“その時間に空いているかどうか“
です。その時間に予約のないセラピストが担当となります。つまり、良いセラピストに当たるかどうかは、ほとんど運なのです。
う、運なのだ・・・。
中には初めから当たりがないような病院もあるので、病院選びもしっかりとした方が良いです。病院選びについてはこちらで紹介しています。
では、その当たりをつかめなかった場合にはどうしたら良いのでしょうか?これは病院やクリニックを変えるか、セラピストを変えるしかありません。
それでは、担当になってほしいと思えるような信頼できるセラピストを見極める方法をお伝えします。
信頼できるセラピスト3選
1.状態をしっかりと説明をしてくれる
当たり前と思われるかもしれませんが、今の痛みの状態をしっかりと説明してくれるセラピストは信頼できます。
何という組織(筋肉や靭帯など)からどのような理由で痛みが出ているのか?説明してもらいましょう。たとえば、
「足首が硬いことが原因で歩くたびにひざがねじれてしまい、内側にある筋肉が骨とこすれてしまって痛みが出ているようです。
ひざのねじれはレントゲンや反対側の足と比べても分かるようになってきていますね。」
と、いうようにです。信頼できるセラピストほど、難しい専門用語を使わずに納得できるまで何度でも説明してくれます。
なので、リハビリが始まったらこう質問してみましょう。
「あの・・・、さっきの診察で説明は受けたのですが、説明が早すぎて分からなかったのでもう一度何が痛いのか、どうして痛いのか、説明してもらえますか?」
その回答が納得できるかどうかで、次回の予約を取るかどうかを決めてみてもいいかもしれません。
2.治っていく過程を説明してくれる
初回のリハビリ中または終了後には、今ある痛みがどのように治っていくのか説明してもらいましょう。たとえば、
「この肩の関節は炎症が落ち着いた後に硬くなってしまうので、しばらくは動かせる範囲が狭くなってしまうと思います。
それでも、リハビリを続けていくことで徐々に柔らかくしていくことができると思うので、安心してください。」
というようにです。信頼できるセラピストほど、今は治っていく過程の中のどこにいて、何をすれば良くなっていくのか、何をしたら悪くなってしまうのか、説明してくれます。
なので、初回のリハビリが終わったら、こう質問してみましょう。
「この痛みはリハビリで治る見込みはありますか?治るのであれば、どれくらいの期間でどのように治っていきますか?」
このときに、1か月もあればどんどん良くなりますよ!なんて根拠なく断定してくるセラピストには注意してください。
信頼できるセラピストは100%治るとは言い切りません。
それは知識や技術がないからではなく、目の前の患者さんの痛みを自分の知識の中にあるものだけで断定することなく、常に様々な可能性を考慮した上で治療に当たっているからです。
「おそらく、今はこういう状態なので、この後はこうなっていくと思います。」
と言うセラピストの方が断然信頼できます。
3.さすらずに結果を出す
もちろん、セラピストにも痛みの原因が分からないことはあります。
そのようなときに痛みのある場所をさすってしまうセラピストは少なくありません。
しかし、さすって治るのであればわざわざリハビリを受ける必要もありません。
信頼できるセラピストほど、さする時間があるのであれば痛みの原因を追究していきます。
なんだか長いことさすられてるな・・・と思うことがあれば、こう質問してみましょう。
「どうして痛みがあるところをさすってるんですか?自分でもさすれば治りますか?」
さすがに、「さすれば治りますよ!」というセラピストはいないと思います。
さすることなく、毎回何かしらの結果を出すことができているセラピストは信頼できます。
まとめ
今回は、初めてリハビリを受けたときに、担当になってほしい!と思うほどに信頼できるセラピストの見極め方についてお伝えしました。
- 治っていく過程を説明してくれる
痛みの原因組織はなにか、なぜ痛みが出てしまうのか - 治っていく過程を説明してくれる
今の痛みが今後どのようになっていくのか、何をしたら治るのか - さすらずに結果を出す
さすらずに毎回何かしらの結果を出す
つまり、痛みの現在と未来と治す方法について説明し、実際に結果を出しているセラピストが信頼できるセラピストということです。
今後、みなさんの担当になるセラピストが信頼できるセラピストでありますように・・・。
信頼できるセラピストは納得のいく説明と治療効果で見極めるのね!
セラピストも信頼してもらえるように日頃から頑張っています!