マッサージは逆効果!?筋肉を柔らかくする最も簡単な方法
肩のこりや腰の張り・・・筋肉がカタくなって不快に思うことってありますよね。
そんなときは自分の手でマッサージをしたり、最近は特に進化しているマッサージ機を使ってみたり、マッサージを受けられるお店に行ってみたりしますよね?
筋肉が柔らかくなる!という絶対的なイメージのあるマッサージですが、じつは逆に筋肉をカタくしてしまっていることがあります。
そこで今回は、マッサージが逆効果になってしまう筋肉の状態と最も簡単に筋肉を柔らかくする方法についてお伝えしたいと思います。
マッサージって気持ちいいよね~。
そうだね。でも、揉み返しやカラダが怠くなることってない?
あるある!終わった後ってカラダ動かしにくいわね。
それって・・・いいことなのかな?
現代のマッサージ
マッサージを受けることができるマッサージ店や鍼灸院、接骨院、そして整体院ですが、驚くことに2016年にはすでにコンビニエンスストアの2倍の店舗数となっています。
そ、そんなにあるの!?
最近では、60分2,980円でマッサージを受けられたり、スマホ操作一つで自宅に来てくれてマッサージを受けられる出張型のマッサージサービスも増えており、以前に比べてお手軽に、そしてお気軽にマッサージを受けることができるようになっています。
また、マッサージ機もここ数年で目覚ましい進化を遂げており、現在では指先までマッサージできる機械まで出てきています。
このような、いつでも、どこでも受けられるようになったマッサージですが、マッサージを受けている間は気持ちが良くても、マッサージを受けた後にもみ返しがきたり、カラダが重怠くなったりしてしまうことがあります。
そうなんだよね。
今回はその原因と自分で筋肉を柔らかくする最も簡単な方法についてお伝えしたいと思います。
筋肉がカタくなる原因
さて、筋肉にはカタくなる原因がいくつかあります。
今回はマッサージに行くことになりやすいカタい筋肉として、①血流が悪くなった筋肉と②神経に由来した筋肉を取り上げたいと思います。
①血流が悪くなった筋肉
筋肉の血流が悪くなることで肩や腰が張る、というのはイメージしやすいかと思います。
たとえば、長い時間にわたってイスに座って作業をしたり、寒いところで力を入れ続けたりしたときです。
筋肉は伸ばされ続けていても、収縮し続けていても、筋肉の中に縦横無尽に張り巡らされている血管が圧迫されて血流が悪くなってしまい、疲労物質を代謝できなくなってしまいます。
そんな状態が長時間に及んでしまうと疲労物質が溜まってしまい、肩や腰が張ってしまいます。
②神経に由来してカタくなった筋肉
カラダを動かすために筋肉に指令を送っているのが神経です。
しかし、その神経と筋肉の間にトラブルが起こってしまうと、筋肉が収縮したまま緩めなくなってしまうことがあります。
また、負荷の高い筋力トレーニングなどで関節自体に負荷をかけ過ぎてしまうと、その刺激が神経を伝わり、関節を守ろうとして無意識に筋肉が収縮し続けてしまうことがあります。
このような筋肉の収縮は、力を抜こうと意識するだけでは止めることができません。
この収縮も長い時間続いてしまうと、筋肉の中の血管が圧迫されてしまい疲労物質を代謝できなくなってしまいます。
そして、このような筋肉をマッサージしてしまうと、柔らかくなるどころか痛みが出てカタくなってしまうことがあります。
無意識に起きてしまう筋肉の収縮を止めるには、神経周りに起きているトラブルを解決するしかありません。
問題になるのは神経由来のカタさ
①については、血流をどんどん促していけば張りやコリは改善していきます。
マッサージも効果的ですが、血流を促す最も簡単な方法は筋肉の軽い収縮と弛緩を繰り返すことです。
筋肉の軽い収縮と弛緩を行うと血管がポンプのように働き、滞ってしまった血流を改善してくれます。
マッサージにも血流を促すための効果はあると思いますが、筋肉の軽い収縮と弛緩は自分一人でできる最も血流を促せる運動です。
整形外科や接骨院にあるような電気治療器よりも効果的です。
マッサージを受けるような気持ち良さはありませんが、筋肉の血流だけを考えた場合にはこれが最も簡単で確実な方法です。
それに対して、マッサージで問題になるのは②の神経に由来してカタくなった筋肉です。
この筋肉は自分の意識は関係なく、勝手に収縮したまま緩めなくなってしまっているので、指で押しこむようなマッサージをしてしまうと血管を圧迫してしまい、揉み返しや重怠さの原因となってしまいます。
このような筋肉に対してはマッサージではなく、神経周りのトラブルを解決することしか柔らかくする方法はありません。
しかし、残念ながらその方法は自分で行えるようなものではないので、理学療法士などの他者の手を借りて直していきましょう。
まとめ
今回は、マッサージが逆効果になってしまう筋肉の状態と最も簡単に筋肉を柔らかくする方法についてお伝えしました。
神経由来でカタくなってしまった筋肉はマッサージを受けてしまうと逆効果になる可能性があります。
それに対して、血流が悪くなることでカタくなってしまった筋肉は、軽い収縮と弛緩を繰り返すことで血流を改善させることができます。
長時間の同じ姿勢で筋肉を伸ばし続けたり、筋肉や関節に高い負荷をかけてしまうと筋肉は張ってしまうので、長時間の作業や筋力トレーニングの際には注意してください。
起きたときはカラダが重怠いけど、動いてると軽くなるのも一緒かな?
そうそう!動いている間に血流が良くなってくるからだね!