ウチで眠ってる→バランスボールで腰をやわらかく
バランスボールはトレーニングやダイエットに効果があると言われており、書籍やDVD、そしてYouTubeなどでさまざまな運動が紹介されています。
そのため、バランスボールに興味を持って購入する方は多く、家に唯一ある健康アイテムがバランスボールという方もいらっしゃると思います。
使い方次第で様々な効果を発揮するバランスボールですが、家のどこかで眠らされていることの多いアイテムでもあります。
そこで今回は、バランスボールを眠りから呼び覚まし、誰もが簡単にできる腰の張りをとる運動をお伝えしたいと思います。
うちにもバランスボールが転がってる・・・。
せっかくあるなら使ってみようよ。
でも、空気入れるの大変なんだよ?
仕方ないな~、空気は入れてあげるよ!しっかり入れないと意味ないからね。
- 正しい杖の持ち方
- 足首がカタくなる原因は距骨が動けなくなるため
- 足首を柔らかくするための効果的なストレッチ方法
バランスボールの出身地
バランスボールは1963年にイタリアで生まれて、2001年にサッカーの中田英寿選手がトレーニングに使っていると紹介されてから、日本でも使われるようになったそうです。
ちょっぴりおしゃれなオフィスでバランスボールに乗りながら仕事をするような光景をテレビなどで観たこともあるのではないでしょうか?
インターネットやYouTubeで「バランスボール」と検索すると、「トレーニング」「ストレッチ」「ダイエット」というキーワードが出てくることが多く、その中でも特に”体幹”と言われる体の筋肉を鍛えるトレーニングの紹介がとても多くなっています。
なぜ放っておかれてしまうのか?
現在でも注目を浴びているバランスボールですが、なぜ放っておかれてしまうことが多いのでしょうか?
まず何よりも、空気を入れるのが大変です。空気入れにより運動前にかなりの体力を消耗してしまいます。
そして、空気が抜けるたびに空気を入れていると、だんだんと空気を入れるのが面倒になり、空気が抜け、張りのなくなったバランスボールをイス代わりに使うようになります。
だって、空気入れは大変なんだもん・・・。
しかし、座り心地が良いわけではないので、そのまま部屋の隅に放置されるようになってしまいます。
次に面倒なのは、トレーニングをするためにはトレーニング方法を学ばなければならないことです。
ただ乗っているだけでは体幹トレーニングにはなりません。
またバランスボールを使用したトレーニング方法を学んだとしても、やり始めには難易度が高すぎて、すぐに辞めてしまうことになってしまいます。
運動を勉強するのも大変だし!トレーニングはきついし!
そして最後に、置く場所の問題です。ご存知の通り、バランスボールは球体なので家に置いておくと転がってしまいます。
その辺に転がってしまっていると、とても邪魔です。どんどん部屋の隅に追いやられてしまいます。
リビングに転がってて邪魔だったから、しまっちゃった・・・。
とはいえ、現在は簡単に空気を入れる道具や転がらないように置いておける道具が付属されているバランスボールも販売されています。
そして、今回お伝えするのはきついトレーニングではなく、誰にでも簡単にできる腰を柔らかくする方法なので、部屋の中でもすぐに取り出せる場所にバランスボールを置いておきたくなると思います。
なぜ腰の張りが和らぐのか
バランスボールを使った運動で腰の張りが和らぐメカニズムについてお伝えします。
バランスボールの形状は球体のため、乗っているだけでも常にからだの重心が変化するので、両足を浮かせてしまうと落ちてしまいます。でも・・・
この重心が変化するところが
良いのです!!
両足をついていればバランスボールに乗っていられますよね?
常に重心が変化していても乗っていられるのは、無意識の内に重心の変化に対して使用する筋肉を変えて対応しているからです。
常に使用する筋肉が変わるということは、筋肉に力が入ったり、抜けたりを繰り返す、つまり筋肉を収縮させていることになるので、筋肉の血流が改善して筋肉が柔らかくなります。
そのためには、バランスボールを不安定にするためにしっかりと空気が入っていることが必要です。
バランスボールを使った運動
それでは早速、バランスボールを使った運動をお伝えしたいと思います。
ボールのカタさをチェックする
まずは、バランスボールのカタさをチェックします。
バランスボールにしっかりと空気が入っていないと、乗っていても重心が変化することなく、腰の一部分に負担がかかり続けるようになってしまいます。
しっかりと空気を入れて、両足を浮かせたら乗っていられなくなるくらいの不安定な状態を作りましょう。
※バランスボールから落ちないように気を付けてください。
からだのカタさをチェックする
次に、自分自身のからだのカタさをチェックします。
バランスボールを使った運動前に前屈動作で腰の張り感とからだのカタさを確認します。
バランスボールを使った運動後の前屈動作において腰の張りやからだのカタさが柔らかくなっていれば、バランスボールを眠らせることなく、運動を続ける意欲につながります。
バランスボール以外で前屈を改善させる方法はこちらでも紹介しています。
バランスボールに乗る
①乗っているだけ
実際にバランスボールに乗って運動を始めます。
とは言っても、バランスボールに空気がしっかりと入っていれば、乗っているだけでも十分効果はあります。
あえて空気を入れ直して不安定な状態を作っているので、バランスボールの上で動くことに不安や恐怖などがある場合には、乗っているだけでも良いです。
②腰を上下に動かす
運動のはじめに軽く弾んでみてください。回数や時間に決まりはありません。
③腰を左右に動かす
しばらく弾んだら、腰を左右に動かしましょう。できるだけ足を置く位置は変えずに、頭の位置もそのままに腰だけを左右に動かすようにしましょう。
④腰を前後に動かす
次に腰を前後に動かします。腰を前に動かすときには胸を張るようにし、後ろに動かすときには腰を丸めるようにしましょう。
⑤腰を回す
最後に腰を回します。できるだけ頭の位置はそのままに大きく動かしていきましょう。
からだのカタさをチェックする
運動が終わったら、改めて前屈動作で腰の張りとからだのカタさの変化を確認します。
ここで変化が出たのであれば、みなさんの腰の張りの原因は筋肉のカタさということなので、バランスボールの運動が効果的だということが分かります。
まとめ
今回は、バランスボールを眠りから呼び覚まし、誰もが簡単にできる腰の張りをとる運動をお伝えしました。
今回取り上げたバランスボールはカラダのためになる様々な使い方ができる万能アイテムです。
近くの100円ショップでは55cmの大きさのバランスボールが550円で売っていたので、まずはそこから始めてみても良いかもしれません。
ただ乗っているだけで腰の張りが和らぎ、そこに今回お伝えした運動を加えることで腰痛予防にもなります。
すでに家のどこかで眠ってしまっている場合には一度取り出してみて、空気を入れてみてください。
イスやソファに座ってテレビを見ていた時間にバランスボールに乗るようにしてみるよ!
運動効果を実感すると続けられると思うから、まずはからだのチェックからやってみようね!