地面を蹴る!ウォーキングで必要な足指ストレッチ

健康維持やダイエット目的でウォーキングをしている方は多いと思います。

長い時間歩いていると、歩き方が気になったり、歩いた後にはいつも同じ所が張ってしまうということがあるのではないでしょうか?

そこで今回は、ウォーキングで地面をしっかり蹴るために必要となる足指を曲げるためのストレッチをお伝えしたいと思います。

歩くときは何を気にしたらいいのかな?

う~ん・・・あまり気にしない方が良いと思うよ。

ど、どうして!?

意識するよりは、自然と良い歩きになるようにカラダを調整できるといいと思うよ。

目次

じつはあまり使っていない筋肉

かかとが地面につくところから、もう一度同じ足のかかとが地面につくところまでの一通りの歩き方を歩行周期と呼び、それぞれの時期で働く筋肉が明らかにされています。

歩行周期と使う筋肉

そこで、筋肉を鍛えて良い歩きをしよう!!・・・と思ってしまうと間違った方向へ進んでしまうことがあります。

え!違うの!?

なぜなら、人は歩くときに全身全霊の力を筋肉に入れているわけではないからです。大抵の方は全力の半分も力を入れてはいないと思います。

そのため、ふらついたりしない限りは歩くために筋力を鍛える必要がないことがほとんどです。

では、良い歩きをするためには何が必要なのでしょうか?どのようにすれば、歩いた後の張りを減らすことができるのでしょうか?

必要なのは足指の可動域

良い歩きをするために必要なもの・・・それは関節の柔らかさです。歩くときに必要な脚の関節の可動域は次のように報告されています。

[股関節]
 太ももを持ち上げる方向:40°
 太ももを後に伸ばす方向:10°
[ひざ関節]
 ひざを曲げる方向:70°
 ひざを伸ばす方向:-5°
[足関節]
 つま先を持ち上げる方向:10°
 つま先を下げる方向  :15°

この中で特に問題となるのが、足関節の可動域です。

足首の可動域

つま先を持ち上げられなければつまづいて転んでしまいますし、つま先を下げられなければ地面を蹴ることができません

つま先を上げるためのストレッチとつま先を下げるためのストレッチはコチラをご覧ください。

そして、地面を蹴れないということは、足を前に運ぶ推進力を作ることができないので、余計に足を持ち上げる筋肉を使うことになり、足を持ち上げる筋肉のある太ももが張りやすくなってしまいます。

だから、歩くと太ももが張っちゃってたのね。

また、地面を蹴るためには足指の蹴り出す力が必要です。その力を発揮するためには足指がしっかりと曲がることが重要です

そこで今回は、地面をしっかりと蹴れるように足指を曲げるためのストレッチをお伝えしたいと思います。

足指を曲げるストレッチ

みなさんに今回お伝えするストレッチは、長母趾伸筋(ちょうぼししんきん)と長趾伸筋(ちょうししんきん)という足の前側を通っている筋肉のストレッチです。

長母趾伸筋
長趾伸筋

この筋肉はすねの外側から足くびの前を通って、足指の先までついている筋肉で、足指を持ち上げる働きがあります。

足指を持ち上げる筋肉なので、ストレッチする場合には足指を曲げる方向に動かします。

ひざを曲げるストレッチなので、ひざに痛みがある場合にはやらないでください!

どのようなストレッチも一回30秒以上は伸ばすようにしてください。

まとめ

今回は、ウォーキングで地面をしっかり蹴るための足指ストレッチをお伝えしました。

足指を曲げられなければ地面を蹴って、足を前に蹴り出すことはできません

ウォーキングをする前には足くびや足指を柔らかくして、意識しなくても自然と良い歩き方で歩けるようにしておくことで、脚にかかる負担を少なくして歩くことができます。

足が柔らかくなれば、歩き方を意識しなくても良いのね!

そうだね。筋力よりもまずは可動域だね!

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