筋肉をねらって伸ばす!上半身のじぶんストレッチ+
それでは、上半身の筋肉のストレッチをご紹介します!
これらのストレッチをしておくことで、肩こりや五十肩、テニス肘や野球肘、ばね指などの予防となります。
すでに五十肩やテニス肘などになってしまっていたり、ストレッチで筋肉が伸びる以外の痛みを感じる場合には、痛みが治まるまではストレッチをやらないでください。
私・・・よく肩が凝っちゃうんだけど・・・。
そうなんだね。肩こりにも関係している筋肉がいくつかあるんだ。
どの筋肉をストレッチすればいいのかな?
肩こりに関係している筋肉の中で、伸張感が得られるものからやっていってみよう!
上半身のストレッチ
首~肩にかけての筋肉
首~肩にかけての筋肉がカタくなってしまうと肩こりになってしまいます。ストレッチをしても肩こりが改善しない場合には、自分では改善しにくい猫背やなで肩といった問題が潜んでいるのかもしれません。
僧帽筋-そうぼうきん-
肩の上側から頭の後側につく、肩を持ち上げたり、首を横に曲げたり、後ろに反ったりする筋肉です。
カタくなると、首を曲げにくくなり、肩こりになります。
肩甲挙筋-けんこうきょきん-
肩の上側から耳の後側につく、肩を持ち上げたり、首を横に曲げたり、後ろに反ったりする筋肉です。
カタくなると、首を曲げにくくなり、肩こりになります。
肩回りの筋肉
肩回りの筋肉がカタくなってしまうと肩こりや五十肩になってしまいます。また、腕が動かせなくなるだけではなく姿勢までも悪くなるなど、カラダに悪影響が起きてしまうこともあります。
棘上筋-きょくじょうきん-
肩の前側から肩の上側を通って肩甲骨の内側につく、親指を下に向けながら腕を横に持ち上げる筋肉です。
カタくなると常に肩が下がった姿勢となり、肩こりの原因となります。
棘下筋-きょくかきん-
骨の後ろを通って肩甲骨の内側につく、親指を上に向けながら腕を横に持ち上げる筋肉です。
カタくなると常に肩が前に出た姿勢となり、肩こりや手を背中に回せなくなります。
小円筋-しょうえんきん-
肩の後側から肩甲骨の外側につく、腕を持ち上げた状態から腕を外側に回す筋肉です。
カタくなると腕の外側に痛みが出たり、手を背中に回せなくなります。
大円筋-だいえんきん-
肩の前側から肩甲骨の下側につく、腕を持ち上げた状態から腕を内側に回す筋肉です。
カタくなると腕を外側に回せなくなり、頭の後ろに手をに回せなくなります。
広背筋-こうはいきん-
背中と腰の全体から肩の前側につく、腕を後ろに伸ばす筋肉です。
カタくなると腕を挙げられなくなり、頭の後ろに手を回せなくなります。
大胸筋-だいきょうきん-
肩の前側から胸からお腹にかけた全体につく、腕を内側に動かす筋肉です。
カタくなると胸を張れなくなります。
手くびの筋肉
手くびの筋肉がカタくなってしまうと握力が弱くなったり、テニス肘のようにマウス操作や洗濯物干しなどで肘の外側に痛みが出るなど、カラダに悪影響が起きてしまうこともあります。
手首の掌側の筋肉
浅指屈筋-せんしくっきん-
親指以外の指の腹から腕の前を通って肘の内側につく、指を曲げる筋肉です。
カタくなると指を伸ばせなくなります。
深指屈筋-しんしくっきん-
親指以外の指先から腕の前を通って肘の内側につく、指を握りこむ筋肉です。
カタくなると指を伸ばせなくなります。
手首の甲側の筋肉
長橈側手根伸筋-ちょうとうそくしゅこんしんきん-
手くびの人差し指側から腕の外側へ回って肘の外側につく、手くびを反らせる筋肉です。
カタくなると手くびを曲げられなくなります。
短橈側手根伸筋-たんとうそくしゅこんしんきん-
手くびの真ん中から腕の外側へ回って肘の外側につく、手くびを反らせる筋肉です。
カタくなると手くびを曲げられなくなり、肘の外側が痛くなる、いわゆるテニス肘の原因となります。
総指伸筋-そうししんきん-
親指以外の指先から腕の外側へ回って肘の外側につく、指を伸ばす筋肉です。
カタくなると親指以外の指を曲げられなくなり、肘の外側が痛くなる、いわゆるテニス肘の原因にもなります。
手の中の筋肉
虫様筋-ちゅうようきん-
人差し指~小指の先から手のひらにつく、指を伸ばす筋肉です。
カタくなると手のひらを広げられなくなってしまいます。
掌側・背側骨間筋-しょうそく・はいそくこっかんきん-
掌側骨間筋:人差し指、薬指、小指の先から手のひら
背側骨間筋:人差し指、中指、薬指の先から手のひら
につく、指を伸ばす筋肉です。カタくなると手のひらを広げられなくなってしまいます。