筋肉をねらって伸ばす!上半身のじぶんストレッチ+

自分で行うストレッチ。普段から健康に気をつけている方であれば習慣的に行っている方もいらっしゃると思います。
テレビや書籍、YouTubeなどでは様々なストレッチが紹介されていますが、よく見かける一般的なストレッチは比較的簡単にできる代わりに、いくつかの筋肉をまとめて伸ばす方法となっているため、
一つの筋肉を狙って伸ばすことには向いていません。
もし、カタくなっている筋肉を狙ってストレッチすることができれば、より効果的にカラダをやわらかくすることができます。
そこで、ここでは一般的なストレッチではなく、一つの筋肉を狙ってストレッチする方法について少しずつお伝えしていきます。
※痛みのある場合にはストレッチを行わないでください!

たしかに、よく紹介されているストレッチをやっても、伸びてないって思う時があるよ。

それは、いろんな筋肉をいっぺんに伸ばそうとしているからだね。

でも、こんなに筋肉の名前でストレッチを紹介されても、どれをやれば良いか分からないんだけど…。

大丈夫!こんな症状には〇〇筋と〇〇筋のストレッチをしましょう!って伝えていくからね!
目次
上半身のストレッチ
首~肩にかけての筋肉
首~肩にかけての筋肉がカタくなってしまうと肩こりになってしまいます。ストレッチをしても肩こりが改善しない場合には、自分では改善しにくい猫背やなで肩といった問題が潜んでいるのかもしれません。
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僧帽筋-そうぼうきん-

カタくなると、首を曲げにくくなり、肩こりになります。
肩甲挙筋-けんこうきょきん-

カタくなると、首を曲げにくくなり、肩こりになります。
肩回りの筋肉
肩回りの筋肉がカタくなってしまうと肩こりや五十肩になってしまいます。また、腕が動かせなくなるだけではなく姿勢までも悪くなるなど、カラダに悪影響が起きてしまうこともあります。
棘上筋-きょくじょうきん-

カタくなると常に肩が下がった姿勢となり、肩こりの原因となります。
棘下筋-きょくかきん-

カタくなると常に肩が前に出た姿勢となり、肩こりや手を背中に回せなくなります。
小円筋-しょうえんきん-

カタくなると腕の外側に痛みが出たり、手を背中に回せなくなります。
大円筋-だいえんきん-

カタくなると腕を外側に回せなくなり、頭の後ろに手をに回せなくなります。
広背筋-こうはいきん-

カタくなると腕を挙げられなくなり、頭の後ろに手を回せなくなります。
大胸筋-だいきょうきん-11/27更新!

カタくなると胸を張れなくなります。
手くびの筋肉
手くびの筋肉がカタくなってしまうと握力が弱くなったり、テニス肘のようにマウス操作や洗濯物干しなどで肘の外側に痛みが出るなど、カラダに悪影響が起きてしまうこともあります。
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手首の掌側の筋肉
浅指屈筋-せんしくっきん-

カタくなると指を伸ばせなくなります。
深指屈筋-しんしくっきん-

カタくなると指を伸ばせなくなります。
手首の甲側の筋肉
長橈側手根伸筋-ちょうとうそくしゅこんしんきん-

カタくなると手くびを曲げられなくなります。
短橈側手根伸筋-たんとうそくしゅこんしんきん-

カタくなると手くびを曲げられなくなり、肘の外側が痛くなる、いわゆるテニス肘の原因となります。
総指伸筋-そうししんきん-

カタくなると親指以外の指を曲げられなくなり、肘の外側が痛くなる、いわゆるテニス肘の原因にもなります。
手の中の筋肉
虫様筋-ちゅうようきん-

カタくなると手のひらを広げられなくなってしまいます。
掌側・背側骨間筋-しょうそく・はいそくこっかんきん-


背側骨間筋:人差し指、中指、薬指の先から手のひら
につく、指を伸ばす筋肉です。カタくなると手のひらを広げられなくなってしまいます。