筋肉をねらって伸ばす!下半身のじぶんストレッチ+
それでは、下半身の筋肉のストレッチをご紹介します!
これらのストレッチをしておくことで、あぐらをかけなくなったり足を攣ったり、ひざや腰の痛みなどの予防となります。
すでにひざや腰を痛めてしまっていたり、ストレッチで筋肉が伸びる以外の痛みを感じる場合には、痛みが治まるまではストレッチをやらないでください。
私・・・よく足を攣っちゃうんだけど・・・。
そうなんだね。足を攣るのにも関係している筋肉がいくつかあるんだ。
どの筋肉をストレッチすればいいのかな?
足を攣ってしまうことに関係している筋肉の中で、伸張感が得られるものからやっていってみよう!
下半身のストレッチ
股関節の筋肉
股関節回りの筋肉がカタくなってしまうとあぐらをかけなくなったり、足を組めなくなるだけではなく、歩き方まで変わってしまうなど、カラダに悪影響が起きてしまいます。
股関節の前側の筋肉
腸腰筋-ちょうようきん-
脚の付け根の後ろ側からお腹の奥や骨盤につく、太ももを持ち上げる筋肉です。
カタくなると脚を後ろに伸ばせなくなり、ウォーキングによる腰痛の原因にもなります。
股関節の内側の筋肉
長内転筋-ちょうないてんきん-
太ももの裏側から内側を通って、お腹の下側につく、脚を閉じる筋肉です。
カタくなると脚を開けなくなり、あぐらをかけなくなります。
大内転筋-だいないてんきん-
ひざの内側から太ももの内側を通って、おしりの後ろの骨につく、脚を閉じる筋肉です。
カタくなると脚を開けなくなり、あぐらをかけなくなります。
薄筋-はっきん-
ひざの内側から太ももの内側を通って、お腹の下側につく、脚を閉じる筋肉です。
カタくなると脚を開けなくなり、ひざの内側に痛みを出すことがあります。
股関節の外側の筋肉
中殿筋-ちゅうでんきん-
大腿筋膜張筋-だいたいきんまくちょうきん-
ひざの外側から骨盤の前側につく、脚を開く筋肉です。
カタくなると脚を閉じられなくなり、脚を組めなくなります。
股関節の後側の筋肉
大殿筋-だいでんきん-
ひざの外側からおしり全体につく、脚を後ろに伸ばす筋肉です。
カタくなると脚を持ち上げられなくなったり、腰痛の原因にもなります。
ひざ関節の筋肉
ひざ関節回りの筋肉がカタくなってしまうと正座ができなくなったり、ひざを伸ばせなくなるだけではなく、ひざに痛みを出す原因になってしまうなど、カラダに悪影響が起きてしまいます。
ひざ関節の前側の筋肉
大腿直筋-だいたいちょっきん-
お皿の下から太ももの前面を通って脚の付け根につく筋肉です。
カタくなると、ひざを曲げられなくなり正座ができなくなってしまいます。
ひざ関節の後側の筋肉
半腱様筋-はんけんようきん-
ひざの内側から脚の付け根につく、ひざを曲げる筋肉です。
カタくなると、ひざを伸ばせなくなり、手のひらを床につけなくなってしまいます。
大腿二頭筋-だいたいにとうきん-
ひざの外側から脚の付け根につく、ひざを曲げる筋肉です。
カタくなると、ひざを伸ばせなくなり、手のひらを床につけなくなってしまいます。
膝窩筋-しつかきん-
ひざの内側から裏側を上って、ひざの外側につく筋肉です。
カタくなると、最後までひざを曲げ伸ばしできなくなってしまいます。
足くびの筋肉
足くびの筋肉がカタくなってしまうと正座ができなくなったり、歩くときに地面を蹴りにくくなったり、そして足を攣りやすくなってしまうなど、カラダに悪影響が起きてしまいます。
足くびの前側の筋肉
前脛骨筋-ぜんけいこつきん-
足の内側からすねの外側を回ってひざの下ににつく、つま先を上げる筋肉です。
カタくなるとつま先を下ろせなくなり、足くびがカタい状態でしゃがみ込んだり、長い時間歩いてしまうと張ってしまう筋肉です。
長母趾伸筋-ちょうぼししんきん-
足の親指からすねの外側を回ってひざの下につく、親指を上げる筋肉です。
カタくなると親指を曲げられなくなり、歩くときや走るときに地面を蹴りづらくなります。
長趾伸筋-ちょうししんきん-
親指以外の足の指先からすねの外側を回ってひざの下につく、足の指を上げる筋肉です。
カタくなると親指以外の指を曲げられなくなり、伸びをするときなどに足の裏を攣りやすくなります。
足くびの後側の筋肉
長母趾屈筋-ちょうぼしくっきん-
親指の指先から足の裏や後ろを通って、ひざ下の裏側外側につく、足の親指を曲げる筋肉です。
カタくなると、足首もカタくなり、踏み込みがしにくくなります。
長趾屈筋-ちょうしくっきん-
親指以外の指先から足の後ろを通って、ひざ下の裏側側につく、足の親指以外の指を曲げる筋肉です。
カタくなると、つま先を上げられなくなり、つまずきやすくなります。
ヒラメ筋-ひらめきん-
かかとからふくらはぎを上がって、ひざ下の後ろ側につく、かかとを上げる筋肉です。
カタくなると、足先を上げられなくなり、つまずきやすくなります。
腓腹筋-ひふくきん-
かかとからふくらはぎを上がって、ひざの内側と外側につく、かかとを上げる筋肉です。
カタくなると、足の裏やふくらはぎを攣(つ)ってしまいます。